【剣盾シングルS13最高レート2062/最終レート2002/285位】対面ドヒドラッキー

シーズン13シングルランクマッチにて使用した構築の紹介です。



【結果】

TN フレスベルグ

最終レート 2002/285位

TNシグトゥーナ

最終レート 1941/479位

最高レート 2062



【概要】

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【構築経緯】
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相手目線では処理が厄介な受け駒であるドヒドイデラッキーによる選出誘導の高さに着目して構築を開始した。


一般的にこれらの受け回しの並びを崩すためには攻撃的なポケモンや積み技を持ったポケモンを選出することが多く、選出が前のめりになりやすい。


そこでドヒドイデラッキーによって歪んだ相手の選出を初手ダイマ+襷枠+ミミッキュで意表を突きながらテンポを先に握り、そのまま勝ち切ることを目標とした。


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ダイマエースにはカバルドンラグラージウツロイドなどから展開する構築に強い展開が作れるラムエースバーンと相手の想定外から崩しが行えると考えた命の珠ダイロックサンダーを採用した。


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最後に襷枠に汎用性の高い悪ウーラオスミミッキュ枠にアッキミミッキュを採用して構築の完成とした。



【構築コンセプト】

・対面選出による一試合ごとの効率化

ドヒドイデラッキーによる残数有利を取った際の詰ませの動き



【個体解説】
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エースバーン@ラムの実

特性:リベロ

性格:陽気

実数値:155-168(252)-95-×-96(4)-188(252)

技構成:フレアドライブ/飛び膝蹴り/飛び跳ねる/思念の頭突き


前述の通りカバルドンラグラージウツロイドなどの展開に対して先に展開できるエース。


ラムの実を盾にして自身にバフを施して展開役を処理して2体目にダイマを強制させる動きが無難に強かった。


一般的なエースバーンは炎技にかえんボールが採用されているが、本構築ではフレアドライブを採用している。
これはダイマックスによる荒しを済ませた後や終盤のスイーパーとして選出した際に命中不安技しか持っていないことが気になったため。
実際にフレアドライブの反動で負けた対戦は存在せず、逆にフレアドライブのおかげで安全な詰めが行えた対戦が多かったためこの型のエースバーンを採用している方は是非一考してみてほしい。



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サンダー@命の珠

特性:プレッシャー

性格:控え目

実数値:165-×-106(4)-194(252)-110-152(252)

技構成:10万ボルト/暴風/原子の力/身代わり



第二のエース。主にレヒレランドのようなサイクルに圧を掛ける役割を担う。


ヒレランドと同居している霊獣ボルトロスやH振りだけのサンダーを8割程度の乱数で飛ばせる原子の力採用により相手が軽視しやすい負け筋を押し付けることができる。


ダイウォール媒体としては羽休めではなく身代わりを採用している理由はCS振りのサンダーで羽休めを打ったところで回復が間に合うということが少なく、であればダイジェット連打で相手のダイマを強制した際に上から身代わり連打で一方的なダイマ枯らしができる方が構築コンセプトとも合っていると考えたからである。

似たような技として守るも同様に相手のダイマターンを素早さの上下関係なく使わせることができるが、ナットレイテッカグヤに対しての安定択として使うこともできる身代わりの方が汎用性があるとして今回はこちらを優先した。



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ラッキー@進化の輝石

特性:しぜんかいふく

性格:図太い

実数値:351(204)-×-62(252)-×-132(52)-70

技構成:卵産み/地球投げ/電磁波/ステルスロック



選出誘導枠その1。


選出率こそ低めではあるが相手の構築によっては対面選出のクッション役やドヒドイデと合わせて受け回しをすることもあった。



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ドヒドイデ@黒いヘドロ

特性:再生力

性格:図太い

実数値:157(252)-×-224(252)-73-163(4)-55

技構成:自己再生/熱湯/トーチカ/黒い霧



選出誘導枠その2。


ラッキーに比べると汎用クッション役として選出する機会は多く、数多の釣り出し交換の餌になった。


構築全体で重いピクシーのようなポケモンを誤魔化せる毒々が欲しいときもあるが、相手のダイマへのクッションとしての役割を遂行するためのトーチカとミミッキュへの詰みを意識した黒い霧はどうしても切れなかった。



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ミミッキュ@アッキの実

特性:化けの皮

性格:意地っ張り

実数値:143(100)-156(252)-118(140)-×-126(4)-118(12)

技構成:じゃれつく/ドレインパンチ/影うち/剣の舞

調整:

H:8n-1

A:かげうちのダメージ意識の特化

B:できるだけ硬く



ミミッキュ枠。


ウーラオスのあんこくきょうだやサンダーのダイジェットを考えるともう少しHBに回したいがAを削るわけにもいかずどっちつかずな配分になってしまっている。要検討枠。



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ウーラオス@気合いの襷

特性:不可視の拳

性格:意地っ張り

実数値:175-200(252)-121(4)-×-80-149(252)

技構成:暗黒強打/インファイト/不意打ち/挑発



襷枠。


挑発の枠は重いカイリューに打てるれいとうパンチと入れ替えて使っていた。


環境のミミッキュやサンダーは遅い個体が多いことから最速にするメリットよりも不特定多数のポケモンに対して暗黒強打+不意打ちで縛れるレンジが伸びる意地っ張り個体とした。




【基本選出】

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構築コンセプトから1の選出パターンが多かった。




【雑感】


構築を組み始めたのが最終日前日ということもあって穴だらけではあったが、最低限2ROM2000に乗せられる程度の構築が組めたことには満足しています。(片方特攻して溶けたけど)


今期は最終2100を目指していたため結果的には残念であったものの、最終日の深夜3時くらいまで2桁順位を維持して対戦できていたので楽しいシーズンでした。


最終日に2桁順位で戦えていたのは初めてであり、上位のプレイヤーの強さを肌で感じられたので次に真剣にやる時の糧にしたいですね。


当記事は以上となります。ここまで閲覧並びにシーズン13にて対戦いただいた方ありがとうございました。


【おまけ】
TNフレスベルグ 79勝42敗 R2002 
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TNシグトゥーナ 104勝65敗 R1941
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最高レートのやつ ポケモンデータベースソード・シールドさんのキャプチャですが…
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